南雨森 さん  （男性/鹿児島市/40代/Lv.7）

長く西郷隆盛の評価が高く西郷中心の史観が主流だった鹿児島では主君島津斉興と共に「悪役」として語られる事が多く実績の割に評価が低い調所広郷の銅像です。 当時、実質的に財政破綻していたと言っていい薩摩藩の財政を清濁構わず手段を選ばず建て直そうとしてかなりの成功を収めた功臣です。綺麗事だけでなくかなり強引な手(借金の事実上踏み倒しや砂糖の領民からの買い叩き等)を使った事から評価は別れるのですが昔の西郷寄りの史観であったような悪徳だけの人ではありません。 最近では篤姫では藩を建て直すため汚いことにも手を染める人として描かれる等一定の再評価がされていると思います。 （投稿:2019/11/22   掲載：2019/11/22）

はるまわげ さん  （男性/姶良市/40代）

天保山公園の松林が続く道路沿いに、ちょこんと座っています。探してみてください。幕末の薩摩藩の財政改革に尽力した調所広郷は、天保山の造成にも関わっています。ちなみに、天保年間に作られたので「天保山」と呼ばれています。島津斉彬公の功績はよく語られますが、その前の世代の島津斉興公と調所広郷の財政改革・経済政策・軍事改革はもっと評価されてもいいはず、と思ったりもしています。 （投稿:2019/09/26   掲載：2019/10/18）