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ボク、かごまるがかごしまをぶらぶら♪
とっても気になったスポットをディープに紹介します。

気になるところをとことん
深堀りしちゃうワン!!

武家町の風情が残る姶良市重富。
石蔵の近くにこんな看板を発見!

「重富民俗資料館」だって。どこかな?

看板にかかれた順路に従って行ってみる。
あった! けっこう大きな建物だワン。

「昭和の道具を中心に展示している資料館です。
どうぞ、見学していってください」

奥に進むと展示室。昔のモノがずらり。

上にあるのが1988年に発売されたワープロ。
文書作成で活躍した機械だワン!
下にあるのは謄写版(ガリ版)印刷機。
学校などではよく使われていたんだって。
このほかにタイプライターもあるぞ。

AKAI製のビデオカメラとオープンリールレコーダー。
1970年頃のもので、当時はとっても高価だったんだって。

教科書だ。
昭和・大正・明治のものが展示され、
その変化の過程も面白いワン。

昔のお医者さんが使っていたもの。
往診で持っていったカバンと薬箱。

再現! 昭和の暮らしはこんな感じだったんだ~

一角には昆虫標本もいっぱい。
ムシ好きは必見だ。

見どころいっぱいなのだ。
この資料館について、
もうちょっと知りたいワン。
館長の町田義雄さんに聞いてみた。

かごまる

ここは、誰が作ったんだワン?

すぐ近くに希望ヶ丘病院ってありますよね。
そこの理事長(前院長)が作ったんです。

町田さん
かごまる

え、病院!?

理事長が昔の道具を集めてきて、もともとは病院の一角に展示していました。
「もっとたくさんの人に見てもらいたい」という思いもあって、2012年にこちらに資料館をオープンさせたんです。

町田さん
かごまる

展示物は理事長さんのコレクションなの?

そうです。ほかに、「うちにこんなのあったよ」と寄贈していただいたものもかなりあります。
たくさんの方に協力していただいて、展示もすごく充実してきました。

町田さん
かごまる

昔のものを見るのは面白いワン!

道具って時代とともに変わります。古い順に並べると、技術の進歩の過程がわかったりして面白いですよね。
それから、昔を知っている方が見ると記憶がよみがえります。「これを使って仕事をしていたなあ」とか、「これでよく遊んだなあ」とか、いろいろ思い出される。
心理療法に「回想法」というのがあって、昔のものを見ることで脳が活性化されるそうなんです。
高齢者施設の方が団体で見学されることも多く、喜ばれています。

町田さん
かごまる

子供や若い人にとっては新鮮な感じ!

若い人には「こんなのあったんだ!」と発見がある。見る人の年齢によっていろいろな楽しみ方ができますね。
それから、親子だったり、おじいちゃんと孫が一緒に見るとコミュニケーションが生まれるのもいい。
会話が生まれます。「これ、何をするもの?」とか、「こうやって使うんだよ」とかね。

町田さん
かごまる

ぼくも興味津々!

あまり難しいことは考えずに、気軽に覗いていってもらえたらうれしいです。
それから、当館では講座も開講。毎週、何かやっています。
木工や絵付けの教室、踊りや歌を楽しめるものなどいろいろ。
こちらの情報はfacebookで発信していますので、ぜひご確認ください。

町田さん
かごまる

お話、ありがとうございました!
もうちょっと見ていくワン。

そうそう、見るだけじゃなくて、触れたり体験してみたりできるものもあるんですよ。
外の井戸で水を汲んでもらったり、……それから、玄関の和ダンスの引き出しを開けてみてください。

町田さん
かごまる

和ダンスって、これかな?

昔のおもちゃがいっぱい!
手に取って遊んでもいいんだって。

井戸で水汲み体験も。ポンプを押して水を出して、
水の入った桶を天秤棒で担いでみる。重い。

発見が多くて、面白いところだったワン!
興味のある人は、ぜひ行ってみて!


今回ご紹介したのは
重富民俗資料館
(昭和の道具博物館in重富)

さんでした!

※土曜日、日曜日、月曜日のみ開館。
※団体見学は火曜日~金曜日でも対応。1ヶ月前までにご相談ください。