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ボク、かごまるがかごしまをぶらぶら♪
とっても気になったスポットをディープに紹介します。

田園風景の中に突如あらわれる不思議な建造物。ここはいったい何?

南九州市川辺町に、面白そうな巨大な建物を発見!
木が複雑に組み上げられていて、圧倒的な存在感を放っているワン。
よく見ると、「温泉」とか「かけ流し」と書かれたノボリがはためく。
どうやらこの奥に、温泉施設があるみたいだワン。

なぜか仏像!? 違う角度から見ても、こんな感じ。

玄関発見! 入ってみるワン。

中に入ると……これまた不思議な空間。
巨木を自然な形のまま利用して柱や梁が複雑にかみ合っているよう。
いったいどうなってるんだワン?
ところどころには奇妙なオブジェもあるし……

奥へと進む……この先がお風呂場みたい。のれんには「川辺温泉」の文字。
これが施設の名前だワン。でも、何で囲炉裏があるんだろう?

ここはどういうところなの?
オーナーの鰺坂道徳さんに聞いてみたワン!

かごまる

この建物、どうなっているんだワン?

どうなっているんでしょうね、僕もよくわかりません。ここを作ったのは、今は亡き先代オーナー。私の父です。趣味でこういう木を集めてきて、積み上げていったらこうなっちゃった。あ、これ、じつは手作りなんですよ。

鯵坂さん
かごまる

え、手作り!

本業は「鰺坂造園」っていう造園会社なんです。あと、父は造園業の前に、石を積む仕事をしていたそうです。そういうこともあって、ある程度は自分でやれるわけです。僕も無理やり手伝わされました、クレーンを操作したりとか。

鯵坂さん
かごまる

それにしても、すごいセンスというか……。

ですよね。周りからは変人あつかいですよ(笑) あと、こういうヘンな場所には、おかしなものも集まってくる。知り合いの方が「これも置こう」とおもむろに仏像を持ってきたりするわけですよ。

鯵坂さん
かごまる

最初は、普通の温泉施設だったんですか?

そうですね。1981年に開業したときは、風呂場の周りだけ。そんなに規模は大きくない。ちょっと大きな木があしらわれていたり、こうなる片鱗はありましたけど。今の感じになったのは20年くらい前でしょうかね。

鯵坂さん
かごまる

お客さんは、どんな人が多いワン?

やはり地元の常連さんかな。毎日通ってくださる方も多いですよ。あと、「ヘンな温泉があるぞ」ってネットで話題になったりもして、遠くから訪ねてこられる人もいます。

鯵坂さん
かごまる

ボクも、お風呂いただいていくワン!

脱衣所の中も巨木が入り組み、大きなテーブルと柱が印象的。
木の風合いが心地よくて、なかなか素敵な空間だワン♪

浴場は石造りでシブい雰囲気だワン。
ごちゃっとカオスな感じの建物とは対照的に、こちらはすっきりとした感じ。
泉質はアルカリ性単純泉で、とろっとした肌触りだワン!

浴槽は熱め、ぬるめ、水風呂の3つ。
熱めの湯と、キンと冷えた水風呂に交互に入るのがおススメだワン!

フシギな外観に目が行きがちだけど、ここはお湯がいいんだワン!
近くに行ったら、ぜひ寄ってみて♪

今回ご紹介したのは
かわなべおんせん
川辺温泉
さんでした!